第18回法医画像勉強会は令和2年2月20日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で中止となりました。大会長の小湊先生より、中止に至るまでのご報告をいただきましたので、こちらに掲載し、勉強会報告とさせていただきます。


2020年3月14日に第18回法医画像勉強会・第17回群馬Ai研究会を群馬大学において開催することになっておりましたが、2月20日に最近の新型コロナウイルス感染の蔓延化、不要不急の学会や研究会の中止・延期に関する勧告、各種学会中止を含めた社会趨勢、参加される先生方の社会的活動内容や責務を勘案し、第18回法医画像勉強会・第17回群馬Ai研究会の中止を決定し、周知に至りました。それまでの経過を下記に記します。

第17回法医画像勉強会の前に法医画像勉強会開催の依頼があり、我々が行っている群馬Ai研究会との合同開催を条件に、第18回法医画像勉強会をお引き受けすることになりました。

第18回法医画像勉強会・第17回群馬Ai研究会を、令和2年3月14日(土曜日)13時00分〜16時30分に開催することとし、会場を群馬大学昭和キャンパス臨床大学院講堂に設定し、意見交換会(懇親会)を群馬大学附属病院1Fイタリア食堂チネマにて16時30分から開催する予定としました。令和元年12月17日に第18回法医画像勉強会のお知らせ(第1報)を法医学会メーリングリストで広報し、参加費が非会員2,000円、群馬Ai研究会会員1,000円、日本法医画像研究会(JSFRI)会員無料であり、意見交換会会費は6000円であることを周知しました。特集企画として裁判や鑑定書での死後画像の利用に関する発表を積極的に募集する意向を示しました。また、令和2年1月28日にお知らせ(第2報)を法医学会メーリングリストで広報し、参加登録、一般演募集を行い、特別講演として、平澤聡 先生(群馬中央病院放射線科部長兼放射線部長)「法医学領域で有用な、一般画像診断のポイント」、村上徹 先生(群馬大学大学院医学系研究科機能形態学講座准教授)「解剖学の立場から考える、死後画像と解剖実習の統合」を案内し、参加登録締切が2月14日(金)、一般演題の抄録締切が2月28日(金)であることを周知しました。

参加登録者は50名程度、特別講演2題、一般演題8題が2月20日までに集まり、意見交換会への参加登録者は42名でした。また、これらの情報を基にプログラムの作成を行いました。この他に、運営委員会の場所の確保、案内板の準備、企業への後援の依頼、当日の役割分担の決定等の準備も進めました。

ところで、2月に入ると新型コロナウイルス感染の報道が増え、群馬大学では不要不急の学会や研究会の中止・延期に関する勧告が出され、各種の学会中止の情報が集まり、また、群馬大学においても附属病院や学生教育の場において感染症への対策が真剣に検討された始めたことを受けて、2月17日に運営委員会に対してお問い合わせを差し上げたところ、2月19日に運営委員会から勉強会開催は大会長の判断にお任せしますとのご回答がありました。そのため、2月20日に講座内で話し合いを持ち、さらに群馬Ai研究会と相談し、第18回法医画像勉強会・第17回群馬Ai研究会の中止決定に至りました。その旨を運営委員会にお伝えし、中止の広報になりました。

(以下、中止広報)

前略 2020314日に第18回法医画像勉強会・第17回群馬Ai研究会を群馬大学において開催することになっておりましたが、最近の新型コロナウイルス感染の蔓延化、不要不急の学会や研究会の中止・延期に関する勧告、各種学会中止を含めた社会趨勢、参加される先生方の社会的活動内容や責務を勘案し、第18回法医画像勉強会・第17回群馬Ai研究会の中止を決定しました。

参加予定の先生方や演題の登録済みの先生方におかれましては多大なご迷惑をお掛けすることになりました。申し訳ございません。

令和2年2月20日
第18回法医画像勉強会・第17回群馬Ai研究会大会長、群馬大学法医学 小湊慶彦
日本法医画像研究会会長 主田英之